「DOLLEL FIGURE COLLECTION POPUP」をとおして
2024.04.12
「DOLLEL FIGURE COLLECTION(ドレルフィギュアコレクション)」の商品化は「DOLLEL(ドレル)を弊社で商品化したい」と代表の安藤がおおよそ6年ほど前に声を上げたことがきっかけで始まりました。
「DOLLEL」は商業原型師の石崎紗央里さん(以下石崎さん)が原案・デザイン・原型を施したオリジナルフィギュアブランドです。
「DOLLEL」とは「DOLL」と「MODEL」の造語で、“遠い未来にアンドロイドを製造している「DOLLEL」社がモデル型アンドロイドを販売し、広告モデルとして活躍する”という世界観をもとに名付けられました。
ドールアイのような分割構造の瞳が特徴で曲線的なボディが女性らしい美しさをまとったフィギュアです。
そんな「DOLLEL」を6年前に弊社の企画会議で代表が立案しましたが、当時の弊社には組み立て式の人型のフィギュアを商品化する技術力と生産力はありませんでした。
あいにく企画は通らず、6年前に一度断念しましたが、その後「今の弊社の技術力、生産力であれば商品化が可能ではないか」という声が社内で上がり、ようやく6年の時を経て商品化が実現しました。
当初の「DOLLEL」のデザインはアンドロイドらしい直立ポーズで、カプセルトイ・ボックストイとして量産化する際に自立の調整や台座の使用でコストがかかる面が不安でした。
解決案として、弊社から膝を伸ばして座り込んだカプセルトイ限定のポーズとボックストイ限定の膝立ちポーズの2種類を提案しました。
ありがたいことに石崎さんは提案を快諾して、新規でデザインイラスト・原型を起こしてくださりました。
そうして「DOLLEL FIGURE COLLECTION」が誕生しました。
画面両端が石崎さんによる原型品。中央がサイズ調整後の3Dプリンターによる出力品です。
従来のアンドロイドのような雰囲気はそのまま、ポーズがつくことで空間を演出するような佇まいとなりました。
さらには石崎さんの作品の特徴である多彩色な色遣いで贅沢で充実した商品仕様となりました。
上図カプセルトイ、下図ボックストイ
「DOLLEL FIGURE COLLECTION」をより多くの人に見て、手にとってもらいたく、JR渋谷駅から徒歩間もないMAGNET by SHIBUYA109の5Fにあるドリームカプセルさんで2週にわたり「DOLLEL FIGURE COLLECTION POPUP」を開催いたしました。
POPUPは「DOLLEL FIGURE COLLECTION」の展開日と同日に開催するお披露目の場であり、「DOLLEL」の魅力を知ってもらう機会でもあります。
足を運んでくださるお客様には存分に喜んでもらいたいと思い、石崎さんや店舗の方々のご協力のもと、ビル入口から店舗までの道のりを含む店舗全体で楽しんでいただけるように等身大パネルや「DOLLEL」の設定イラストを設置し、どこにいても「DOLLEL」に触れられるように工夫を凝らしました。
メインの展示スペースでは「DOLLEL」のイメージ画像パネルの展示や「DOLLEL FIGURE COLLECTION」の商品展示をするほか、特別展示として石崎さんが手掛ける彩色済みガレージキットの「DOLLEL」の展示や、イベントのために石崎さんにご製作いただいた全長約30cmのビッグサイズの「DOLLEL」のフィギュアを展示しました。
「DOLLEL」等身大パネル
「DOLLEL FIGURE COLLECTION」 カプセルトイ
「DOLLEL」等身大パネルと設定イラスト
「DOLLEL」メイン展示スペース
「DOLLEL」メイン展示スペース
イメージ画像パネル
イベント限定オリジナル物販商品
石崎紗央里氏作 彩色済みガレージキット
イメージ画像パネル
イベント限定商品「DOLLEL MAGNETカラー」
ビッグサイズフィギュアは石崎さんに今回特別にイベント限定商品の「MAGNETカラー」に塗装いただきました。
商品と同様に全体にパール塗装を施し、金箔のタトゥーやスタッズで装飾された「DOLLEL」の姿はとても艶やかで存在感があり、足を止めて見入るお客様の様子も多く見られました。
全長約30cmのビッグサイズの「DOLLEL」のフィギュア
開始初日からご来場者も多く、店舗全体が活気に満ちていて、ありがたいことにSNSで投稿してくださる方や動画を作成してくださる方もいらっしゃいました。
今回「DOLLEL FIGURE COLLECTION POPUP」をとおしてたくさんの方に「DOLLEL」の魅力、石崎さんの魅力を存分にお伝えできたと思います。
お忙しいなか、足を運んでくださった皆様には心より感謝申し上げます。
これからも「DOLLEL」の展開は続いていきますので、スタジオソータともども見守っていただけますと嬉しく思います。
スタジオソータ Obayashi
写真提供:石崎様、さちひら様、しょこっと様